AGAの新薬として注目されているのが「デュタステリド」というものです。
これは、英国グラクソ・スミスクライン社によって開発された成分で、もともとの開発目的は前立腺肥大症の改善でした。
ですが、研究を進めていくうちにAGAに効果があることが判明し、治療に取り入れられる形になるのです。
そもそも、前立腺肥大症の原因のひとつとしてジヒドロテストステロンというものが関係しているのですが、ジヒドロテストステロンはAGAの原因でもあります。
そのため、ジヒドロテストステロンを抑えることは前立腺肥大の治療と薄毛治療の両方の効果が期待できるわけです。
デュタステリドを取り入れるには
デュタステリドが含まれている商品は一般的には個人輸入代行で購入する形となります。
病院で処方してもらえるものもあるため、直接病院で相談してみるのも良いでしょう。
ただ、先にご紹介したようにデュタステリドは前立腺肥大症の治療薬として開発され、承認されている薬です。
そのため、 AGA治療薬としては未承認状態となっているため、この点はよく理解しておかなければなりません。
デュタステリドの副作用について
デュタステリドの副作用は大きなものではありませんが、鼻咽頭炎を発症したケースもあります。
データではデュタステリドの服用をしていたAGA患者のうち、約16.4%に症状が現れたとのことなので、決して低い数字とは言えないでしょう。
また、勃起不全に繋がってしまうこともあるようです。
こちらは3.2%とそれほど可能性が高いわけではありませんが、こういったデメリットについても知っておきましょう。
それから、注意しなけばならないこととして、デュタステリドは男性胎児の生殖器に悪影響を与えてしまう可能性があるため、女性の場合、服用はもちろんのこと、カプセルの内容物に触れることは避けていかなければなりません。
このように、メリットとデメリットの両方がある治療薬であるため、取り入れるかどうかについてはデメリットも理解した上でよく考えていきましょう。