かゆみと脱毛を引き起こすひこう性脱毛症とは
ひこう性脱毛症とは乾燥して出来てしまったフケが毛穴周辺をふさいでしまってそこから更にばい菌が繁殖して毛根が炎症してしまい、ついにはその部分だけ脱毛してしまうという脱毛症のことを言います。
発症する原因は主にホルモンバランスによる影響により頭皮の常在菌が異常に繁殖してしまい、その結果脱毛を引き起こしていると多くの研究者が考えられていますが実の所まだそこまで詳しい原因は分かっていません。
また、ひこう性脱毛症は主に何らかのアレルギー症状を持つ人が発症しやすいという報告もあり、中には血液中の免疫と何か関係があるのではないかとも言われています。
ただ単にフケばかり出るからといってすぐにひこう性脱毛症と診断される訳ではありませんが、それでも凄く大量にフケが発生してしまうようであれば一度皮膚科の医師と相談して詳しいカウンセリングを受けておくことをお勧めします。
ひこう性脱毛症の対策方法
これらひこう性の脱毛症はあまり類を見ない症例でもあるので決定的な解決策というものはなく、現在では体内外からのアプローチなどを長期間進めていき、自然による治癒に頼るほかはありません。
普通に生活をする時に気を付けてほしいのはシャンプーによる洗い方で、いくらフケが沢山出るからといってあまりに強く頭皮を擦り付けてしまうと返って頭皮全体に余計な刺激とダメージを与えてしまいますから、シャンプーを行う時はなるべく刺激の少ない低刺激シャンプーを使用するよう心がけておくのが大切です。
他にも具体的な対策方法としてはビタミンB群や食物繊維を多く含む食材を中心に摂取するのが一番効率的で、逆に脂肪分を多く含む肉類や乳製品あとトウガラシやラー油というような辛くて刺激が強いものは当然厳禁です。
もし、どうしても分からない点があればすぐに担当の医師と相談してこれからの対策と傾向をよく話し合っておいてください。