薄毛の人は悪性の前立腺ガンになりやすいことをご存知ですか?
薄毛と前立腺ガンの関係は最近になって、アメリカの研究で発表会された事実です。
45歳の時点で薄毛の人はそうでない人に比べ、39パーセントも前立腺ガンにかかる確率が高いことが発表されました。
前立腺ガンを発症している人の多くが薄毛の進行も見られたのです。
この関係性はホルモンのバランスによるものと言われています。
特にM字型や、頭頂部に薄毛の症状が見られるのが危険とされています。
現段階ではどのような薄毛のパターンが前立腺ガンに関わってくるのかまでは分かっていない状態ですが、今後の研究で薄毛のパターンによるリスクの違いについても分かってくると言われています。
薄毛の治療は前立腺ガンの進行を抑えることができますが、前立腺ガンの発見を遅くしてしまうことにもつながります。
抜け毛の治療に用いられるプロベシアという薬は、前立腺ガンの治療にも使われる薬なので抜け毛の治療をすると同時に前立腺ガンの予防にもなります。
プロベシアは男性ホルモンの働きを抑える効果があるので、前立腺ガンの薬としても使われています。
薄毛も前立腺ガンも男性ホルモンの働きにより起きてしまう症状のため、このプロベシアが有効なのです。
20代で薄毛の症状に気がついた人は更に注意が必要です。
20代で薄毛の症状が出てきた人は、前立腺ガンになる確率が薄毛の症状がない人に比べ2倍ほど高くなると言われています。
薄毛を引き起こすジヒドロテストロンという男性ホルモンの一種が薄毛を引き起こす主な原因で、これが前立腺ガンを引き起こす要因にもなります。
早くに薄毛に気がついたならば、一度前立腺ガンについても検査を受けてみた方がいいでしょう。
早期発見ができれば抜け毛の進行も遅らせられますし、前立腺ガンのリスクも減らすことができます。
薄毛と前立腺ガン、そのどちらも男性ホルモンの働きが原因です。
男性ホルモンの働きを弱めることで改善が見られるので、注意深く観察し、対応することが大切です。